UIにおける「直感的」について考えてみた

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こんばんは、KTRです。
今回は、デザインでよく言われる「直感的」について考えてみました。

 WEBサイトやアプリに対してよく、

直感的で使いやすいデザイン
シンプルで直感的な操作性

 みたいな文章やコメントをよく見ます。

 でもこれってあくまで個人の主観ですよね?

 

直感的で使いやすいかどうかはユーザーによってちがう

「シンプル」であったり「わかりやすい」かどうかはそれを使っている人がそれを使いやすいかどうか感じるか感じないかだけだからです。

ユーザーは過去の体験や経験から使いやすいかどうかを判別するため最初からわかりやすいUIなど存在しないと考えています。
例えばスマホのサイトを見たことがないユーザーにいきなり「ハンバーガーメニュー」を見せたとしてもこれをどうやって使っていいかわからないと思います。

同じシンプルなボタンと言っても捉え方は人それぞれです。

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ユーザーにとって「直感的」とは「慣用的」のことである

ユーザーに使いやすいと判断してもらうためには使い慣れしやすいようにデザインしていかなければと考えています、そのため以下を意識する必要があると思います。

学習しやすさ(一度行ったことを覚えやすいかどうか)
予測しやすさ(次に起こるアクション想定しやすいかどうか)

 これらを解決するにはデザインの際にいくつか気を付けなければいけません。 

デザインに統一性(一貫性)を持たせる
ボタンやテキストリンクなど形や大きさ、色がバラバラだとユーザーは覚えにくくなりストレスを感じます。

ユーザーにや目的よってデザインを考える
例えば上の例であるようにあらかじめPCサイトをメインとして使っているユーザーであればハンバーガーメニューを使うことは新しいルールを作ることになるため帰って学習コストを増やします。

斬新なデザインが使いやすいサイトではない
斬新でかっこいいサイトだからと言って使いやすいサイトであるとは言えません、サイトでよく使われているボタンなどは既視感があるためあらかじめユーザーが次の動きを予測しやすくなります。

 

デザイナーが安易に「直感的なUI」という言葉を使うべきではない

話は長くなりましたが「直感的なUI」はユーザーが決めるものなので主観的にデザインをしてしまうと失敗してしまうかもしれません。
僕自身もなぜか自分に謎の自身があった時にこの言葉を多用してしまっていました。

肝心なのはユーザーを理解し、ユーザーに今後も継続して使ってもらえるようなUIをデザインいくことだと考えています。

自分自身まだまだ未熟なので、これからもユーザーに自然に覚えてもらえるようなデザイン作りをしていきたいと思います。